6年間、市役所で働いていました。公務員試験には落ちたことも合格したこともあります。最終試験合格2回、最終試験不合格2回という実績です。
今回は、公務員試験に落ちた人に向けて、「これからどうしていけばいいか」というテーマでお話していきます。
目次
とりあえずお疲れ様でした
まずは公務員試験、お疲れ様でした。公務員試験は想像以上に大変だったのではないでしょうか。
私が公務員試験を終えた時は、「はぁ、やっと終わった・・・」と強い疲労感があったのを覚えています。
残念な結果ではありましたが、とりあえずよく頑張ったと思います。まずは少し休みましょう。今後のことはそれからでオッケーです。
これからどうするのか
とはいえせっかくこの記事を読んでくださったので、今後のことを一緒に考えていきたいと思います。
みなさんはこれからどうする予定ですか。決まってる人もいれば、決まってない人もいるでしょう。公務員試験に受かることだけ考えていた人は、正直何も考えてないかもしれませんね。
とりあえず、これからできることを洗い出していきますので、それを見ながら検討してみたら良いのではないでしょうか。
とりあえず今後の選択肢としては大きく分けて2つです。
- 公務員をあきらめて民間企業を受ける
- 公務員試験に再挑戦する
ぶっちゃけどっちも選択肢も悪くないと思います。
その1:民間企業を受ける
民間企業には民間企業のいいところがありますし、公務員を諦めるのもありです。
人生は長いわけですから、「若い間から安定を求める必要もないのかなぁ」と思います。よって、民間で自分の実力を試して高みを目指すのもありです。
結果的にそれが無理だったなら、そこから公務員を目指しても全然遅くなりません。
実際、民間から公務員に転職してくる人は多いですし、私の同期も半分は転職組でした。
とはいえ、「ずっと公務員を目指していたのに、今さらどんな職種につけばいいねん?」という感じですよね。
ネットのサービスでは自分の性格を診断し、自分にあった職業を提案するサービスもあります。案外、自分にあった仕事が見つかるかもしれません。
したがって、公務員試験に落ちたのも何かの縁。民間で頑張ってみるのもいいかもしれません。
その2:公務員試験に再挑戦する
公務員試験に再挑戦するのもありです。
公務員浪人を不安に感じる人もいるかもですが、私の周りには公務員浪人してから公務員になった人がたくさんいます。また、公務員は民間企業よりも空白期間に対する印象は悪くないです。ぶっちゃけ出世にも関係ないです。
そして、公務員は普通にいいですよ。給料は基本的に右肩上がり、ボーナスもあります。家賃補助や扶養手当といった様々な手当もありました。また、仕事も売り上げを気にしなくていいですし、業務内容も基本的にそこまで難しくないです。
浪人期間は辛いですが、数年以内に合格できれば全然余裕で取り返せるなぁという印象でした。
とはいえ浪人して受かる保証はない
とはいえ、1度は公務員試験に落ちたわけですから、次必ず受かると言う保証はありません。ぶっちゃけ今の実力が合格ラインの遥か下の可能性だってあります。
したがって、今の自分の実力と合格ラインの差を的確に把握し、合格する見込みがあるのかをしっかりと見極めることが必要でしょう。
自分の実力を見極めるのは簡単
例えば下記です。
- 筆記試験の能力を見極める:模擬試験を受ける
- 面接試験の能力を見極める:模擬面接を受ける
上記を利用すれば、わりと簡単に客観的な評価を確認することができます。頭の中で「自分の能力はどれくらいなんだろう・・・」と考える必要は全くありません。
実力が無くても諦める必要なし
先ほど、「今の自分の実力と合格ラインの差を的確に把握しましょう」と言いました。
しかし、仮に自分の実力が合格ラインより圧倒的に下だったとしても、諦める必要はありません。なぜなら、自分ではどうにも出来なかったとしても、他者の力で能力を急激に高めることが可能だからです。
例えば、公務員予備校や就職塾などです。
私は面接試験が苦手だったので、他者の力を借りて面接スキルを高めることに注力しました。結果、以降に受けた自治体は全て合格できました。
このように、その道のプロに頼り合格ラインまでいっきに持っていくことも可能と言えます。
ここで、「プロの力を借りるとお金がかかるなぁ」という人もいるでしょう。実際公務員予備校に通うと10万〜40万と大きな額がかかります。
しかし、公務員になればボーナスがもらえます。入職直後、6月のボーナスは少なめですが、それ以降は40万近くのボーナスが支給されます。
したがって実力が合格ラインに圧倒的に届いていなくても、プロの力など頼れるものがあるので諦める必要は全くありません。
「これから」が決められない人へ
とはいえ、「民間企業と公務員、どっちを選べばいいか分からない」という方もいるかもしれません。確かに人生の方向性を決める大事な一手ですもんね。
もし、どちらか決められないというのなら、官公庁のアルバイトをするのもありです。実際、私の働いていた市役所でも、事務のアルバイトがありました。
公務員のアルバイトをすれば、公務員のリアルを知ることができますし、民間か公務員かの判断の一助になります。
また、アルバイト代を稼ぐことができるので、ただのニートではありません。したがって、家族の理解を得ることもできるでしょう。
そして何より現場で働いた経験は面接時に大きなアピールポイントになります。公務員の業務が未経験の人とそうでない人では圧倒的に後者の方が魅力的ですし、アルバイト期間中に成果を残せばより一層合格率が高まるでしょう。
以上の理由から、もし今後の方向性を決めかねているのなら、公務員のアルバイトをしながら塾考するのもありだと言えます。
公務員試験に再挑戦する人へ
ここで公務員試験に再挑戦する人へ伝えたいアドバイスを送ります。
それは「固定観念にとらわれるな」です。私自身、公務員試験に落ちて実感したのですが、公務員試験に落ちる人は思い込みや勘違いをしている人が多いです。
例えば、筆記試験の勉強法はこうあるべき、面接対策はこうあるべきなど。
もちろんそれで受かったならそれでいいのですが、事実落ちたわけですから、改めるべきです。そもそも、公務員試験に合格したことない人間が「こうすべき!」と主張すること自体が間違いです。
逆に、受かっている人、その道のプロのアドバイスを聞くのは大正解。事実、私は面接対策の講座に通い、自分の考えと受かる人の考えのズレを矯正し、合格を勝ち取ることができました。
最近では、ネットで受かる人の思考を吸収することもできますし、ジョブカフェにいけば無料で面接練習を受けることもできます。可能なら予備校などがベストですが、方法はいくらでもあります。
繰り返しになりますが、「実績のない自分ではなく、実績のある経験者の意見を素直に聞く」。これにつきると思いました。
今回の記事は以上です。