公務員試験

公務員試験に落ちたら「民間就職」すべきです【しかし浪人でもOK】

公務員試験に落ちたネコ
公務員試験に落ちたネコ
公務員試験に落ちてしまいました。これからどうするか迷っています。民間就職か公務員浪人どちらがいいですか。詳しい方のアドバイスが欲しいです。

こういった疑問に答えていきます。

本記事の内容は下記です。

  1. 公務員試験に落ちたら「民間就職」すべき
  2. 民間就職し「仮面浪人」するのもあり
  3. 民間就職するための方法
  4. 「公務員浪人」も間違いではない
  5. 公務員浪人はプロに頼った方がいい

この記事を書いているのは、元公務員です。公務員試験には2度合格しています。また、公務員浪人の経験もあるので、自分の経験談を踏まえたお話ができます。

なので、安心して読んでもらえたら。

もし分からないことがあれば、コメント欄から質問してくださいね。

公務員試験に落ちたなら「民間就職」すべき

公務員試験に落ちたなら「民間就職」すべきです。

理由は下記のとおりです。

  1. 浪人しても受かる保障がないから
  2. 民間の方が向いてるかもしれないから

理由①:公務員試験の倍率は高い

公務員試験の倍率は約10倍。

人気のある官公庁だと50倍になることもあります。

これだけ倍率が高いわけですから、浪人しても受かる保障はありません。

理由②:向き不向きは分からない

公務員志望者は「自分が公務員に向いている」と考えることが多いですが、実際そうでないことも多いです。

私は学生時代、「自分は絶対公務員に向いている!」と考え、公務員一本で就職活動をしていました。

しかし、実際に市役所で働いて「自分には向いてないなぁ」と思い、辞めました。

このように公務員が自分に合った仕事かどうかなんて、就職しないと分かりません。

そもそも公務員試験に落ちたわけですから、公務員という仕事が自分とミスマッチしている可能性も高いです。

なので、公務員に縛られず民間企業に挑戦するのがいいです。

民間就職し「仮面浪人」するのもありです

とはいえ、公務員を諦めきれない人もいるでしょう。

そういう方は、民間で働きながら公務員を目指すのが良いです。いわゆる「仮面浪人」ですね。

理由は下記のとおり。

  1. コミュニケーション能力が高まるから
  2. 職歴加算が適用されるから

理由①:コミュ力がアップするから

社会人になると、コミュニケーション能力が高まります。

例えば下記。

  1. 顧客とのやり取り
  2. 上司とのやり取り
  3. 同僚とのやり取り

色々な立場の人とやり取りする中で、コミュ力が高まります。

すると、公務員試験の面接がかんたんに攻略できます。

私自身、市役所職員として働きながら別の官公庁を受験したことがありますが、面接で苦労することは一度もなかったです。

学生時代は「面接官の人こわそう・・・」と思ってましたが、社会人になると「自分の上司みたいだなぁ」と心に余裕が生まれました。

公務員試験では、学生と社会人を一括募集するケースも少なくないので、社会人で鍛えたコミュ力を活かせば、少なくとも学生よりは優位に立ち回れるでしょう。

理由②:職歴加算で給料がアップするから

民間を経験してから公務員になると、職歴加算が適用されます。

例えば、民間で10年働いたら、その経験が公務員の経験8年分として給料に加算されるなどです。

通常、公務員の給料は「公務員として働いた年数」によって上がっていきます。

しかしそれでは民間経験者の給料が安くなってしまうので、民間での経験年数に応じて給料が適用される「職歴加算」が設けられています。

もしこれが公務員浪人だと、加算の割合が少なくなります。

したがって、就職後の給料を考えても、民間を経験してから公務員になる方がメリットが大きいです。

民間就職するための方法

とはいえ、「民間就職の仕方が分からないよ」という方もいるでしょう。

こういった方には下記をおすすめします。

  1. 就職サイトに登録する
  2. ジョブカフェで相談する

その①:就職サイトに登録する

まずは、就職情報サイトの登録から始めましょう。

なぜなら、エントリー受付中の企業が一目でわかるからです。

民間企業の数は、官公庁とは比べ物になりません。

なので、就職情報サイトで効率的に調べるのがベターです。

定番のサイトでいうと下記ですね。

とらねこ
とらねこ
私も学生時代は上記に登録していました。

いろんな企業を調べ、自分にあったところ見つけましょう。

その②:ジョブカフェで相談する

就職先を探すなら、ジョブカフェもおすすめです。

ジョブカフェでは、各地域の特色を活かして就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスを行っています

ジョブカフェにおける支援 |厚生労働省

おすすめする理由は下記のとおり。

  1. 就活のプロに相談できるから
  2. 個人面談やセミナーが充実しているから。

理由①:就活のプロに相談できるから

これまで公務員のことばかり考えていたのに、いきなり民間企業を探すなんて難しいですよね。

ジョブカフェなら、無料でプロに相談することができます。

理由②:個人面談やセミナーが充実してるから

公務員から民間に切り替える時は不安が大きいですよね。

また、公務員試験に落ちてしまった訳ですから、自分の能力を高めたいという気持ちもありますよね。

ジョブカフェなら何回でも個人面談が受けられますし、スキルアップのセミナーも充実していますよ。

全国のジョブカフェ一覧は、厚生労働省の下記ページをご覧ください😊

ジョブカフェにおける支援 |厚生労働省

「公務員浪人」がダメという訳ではない

ここまでは、民間就職のメリットやその方法について紹介してきました。

しかし、「公務員浪人」が絶対にダメというわけではありません。

理由は下記。

  1. 朝から晩まで勉強できるから
  2. 仕事で受験できないリスクを回避できるから

理由①:朝から晩まで勉強できる

公務員浪人をすれば朝から晩まで勉強できます。

民間就職だと日中は仕事なので、その点はアドバンテージです。

私は浪人をしたときは下記のスケジュールで毎日を過ごしていました。

  • 朝から夕方まで:ひたすら勉強
  • 夕方:家庭教師のアルバイト
  • 夜:ひたすら勉強

上記のとおり。

とらねこ
とらねこ
時間でいうと1日10時間は試験対策に取り組んでいましたね。

また、時間がありまくりなので、筆記試験だけでなく下記にも十分な時間を取ることができました。

  • 自治体分析
  • エントリーシート作成
  • 面接対策
  • 小論文対策

理由②:仕事で受験できないリスクを回避できるから

民間に就職すると、仕事の都合で試験を受験できない場合もあります。

なぜなら公務員試験は平日に行われることもあるからです。

筆記試験は土日祝に行われるのが一般的ですが、面接試験は平日に行われることも多いです。

とらねこ
とらねこ
事実、私が受験した官公庁でも平日に面接試験が行われました。

企業によっては年休取得しづらいこともありますし、突然の仕事が入ることだってあります。

その点、公務員浪人はリスクゼロです。

公務員浪人はプロに頼った方がいい

公務員浪人するならプロに頼った方がいいです。

例えば、下記。

  1. 公務員予備校
  2. 就活塾
  3. ジョブカフェ

なぜなら、自分の試験対策が間違ってたり、非効率だったりするからです。

自分がそうだったから分かるのですが、公務員試験に一発合格できない人は、試験対策の方法を間違えていることが多いです。

例えば、下記。

  • 「この勉強法が正しいはずだ」→実は間違い
  • 「この面接対策法は正しいはずだ」→実は間違い
とらねこ
とらねこ
その証拠として、公務員試験に落ちています

なので、可能であればプロの力を借りるのがいいです。

とはいえ、どこのプロに頼るのがいいかわかりませんよね。

そこで今回は、おすすめの公務員予備校を紹介して終わります。

おすすめの公務員予備校

私がおすすめする公務員予備校は下記です。

その①:TAC(タック)

おすすめ理由は次の2つ。

  1. 最終合格者数を公表しているから
  2. 合格者占有率が高いから

理由①:最終試験合格者数を公表しているから

実は、公務員予備校で最終試験の合格者数を公表しているところは多くありません。

私の知る限り、TACと大原くらいです(大原もあとで紹介します)。それ以外の予備校は上位合格者の紹介だったり、1次試験の合格者数しか公表していません。

ぶっちゃけ実績を公表してない予備校より、公表している予備校の方が信頼できますよね。

2018年度の公務員講座生の最終合格者延べ人数は6,194名。実人数は3,468名。

理由②:合格者占有率が高いから

TACは合格者占有率も高いです。

ここでいう「合格者占有率」とは最終合格者に占めるTAC生の割合です。

例えば下記。

東京都I類B(行政/一般方式)
占有率45.8%!
公務員講座生※1最終合格者数193名/全最終合格者数421名=45.8%

大卒レベルの公務員試験に「最終合格」したいならTAC ~合格実績&合格者の声~|公務員|資格の学校TAC[タック]

このように、人気の高い東京都庁では約2人に1人がTAC生です(2018年度)。

その②:資格の大原

おすすめする理由は1つ。

  1. 最終試験合格者数を公表しているから

理由①:最終試験合格者数を公表しているから

前述のとおり、最終試験合格者数を公表している予備校は多くありません。

資格の大原はちゃんと公表しているので、安心して受講することができます。

また、合格者数も先ほど紹介したTACに引けを取らないので、実績としても申し分ありません。

2018年度 公務員行政職事務系採用試験 大原生 最終合格者(実人数):3,240名

今回の内容は以上です。

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