いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、地元以外の市役所を受ける場合の志望動機について、お話ししていこうと思います。
今回の想定読者は下記🔽のような方です。
- 縁もゆかりもなくて、志望動機が書けないよ・・・😭
- 地元以外の市役所に落ちまくっている・・・😭
私自身、地元以外の市町村の面接試験を3回クリアした経験がありますので、それなりに有用な情報を発信できるのではないかと。
興味のある方はぜひご一読ください。
目次
納得されやすい志望動機は2パータン
公務員試験に関わらず、面接試験で重要なのは面接官を納得させることです。
「その理由だったら、自分も受験するかな?」
と思ってもらえることが大切。
では、面接官に納得してもらえる志望動機には、どのようなものがあるのでしょうか。
私は2つあると考えています。
- 他市でやってない事業がある!
- 受験先市町村に住みたい!
私はこの2つの理由で市役所試験に臨み、成果を残してきました。
このうちの1つ、もしくは両方をアピールすれば、面接官に納得してもらえると考えています。
それでは、これらの2つについて、もう少し深掘りしていきましょう。
他市でやっていない事業がある
1つ目は、他市でやっていない事業(独自事業)があるというものです。
「他市でやっていないのだから、御市を受けるしかないんですよー」という説明ができれば面接官の納得を誘いやすいです。
逆に、他市でもやっている事業を志望動機にしてしまうと、突っ込みを入れられて苦しくなります。
よくある失敗パターンはこんな感じ🔽
- 面接官:志望動機を教えてください。
- 受験生:●●の事業に携わりたいからです。
- 面接官:それって他所でもやってない?
- 受験生:あっ・・・😇
というわけなので、受験先のホームページを確認し、徹底的にその市の独自事業を探し出しましょう。
ホームページ以外にも・・・
- 広報誌を直近1年分くらい読む
- 議会だよりを読む
- ネット検索で「●●市 独自事業」などで調べる
などが有効ですね。
それが独自事業か分からなかったら、気になった事業名や事業内容をネット検索し、他市でも同様の事業がないか調べるのが良いですね。
独自事業が見つかったら、
- 貴市を志望した理由は、●●の事業に携わりたいからです。
- なぜなら、(共感エピソード、経験、能力などを話す)だからです。
- ●●の事業は貴市しかやっていないので、貴市で働きたいです。
という形で話を展開すればオッケーです。
受験先に独自事業がない場合
とはいえ、全ての市役所で独自事業があるわけではないです😇
財政状況の悪い自治体などは、独自事業を行う余裕がなかったりしますから。
では、そういう場合はどうすればいいのでしょうか。
- 同一都道府県内や、通える範囲内で同じ事業が無ければオッケー
例えば、マラソン大会を運営する市役所はあまり多くありませんが、唯一無二ではありません。この場合の志望動機を考えてみましょう。
- 私はマラソン大会を通じて市民の健康づくりに貢献したいと考えたので貴市を志望しました
- なぜなら、(マラソンや健康づくりに関するエピソード)だからです。
- マラソン事業を行う自治体は少なく、周辺では貴市しか行っていないので貴市を志望しました。
これなら、面接官に「なるほどな」と思ってもらえるのでないでしょうか。
受験先市町村に住みたいは最強
2つ目のおすすめ志望動機は「その市に住みたい」です。
なぜなら、先ほどの独自事業と同様に、面接官の納得を誘いやすいからです。
「貴市の●●が魅力的なので、貴市に住みたいと思っています。住むからには市をより良くしていきたいので、貴市を志望します。」
シンプルに納得しやすくないですか。
実際、私は全てこれで合格してきました。
あとは、住みたいと思った理由だけしっかりと説明できればオッケーですね。
私の場合は、
- その土地の魅力(自然環境・観光資源など)
- 市が行っている施策の魅力
の2つの観点から、住みたい理由を話すようにしました。
なぜなら、土地の魅力は他市町村と差別化しやすいですし、施策の魅力は自治体分析をしっかり行っていることをアピールしやすいからです。
特に、2番目の「施策の魅力」については、
- 子育て支援が充実していること
- 健康づくりが充実していること
の2つの観点から、住みたい理由を話すようにしました。
なぜなら、若者から高齢者まで網羅的な施策を評価することで、一生住みたいと思っていることをアピールできるからです。
けれど、受かった瞬間から住む必要はないし、一生住む必要もないと思います。自分を取り巻く環境は変化し得るものですから。
一人暮らしの期間はその市に住むチャンスがあると思うので、フランクな気持ちで住んでみるのがいいのではないでしょうか😁
「住みたい」にはメリットがいっぱい
「住みたい」は面接官の納得を誘いやすいだけではなく、他にも色々なメリットがあります。
例えば、次のようなメリットです。
- 採用側は、その市に住んで欲しいと思っている(相思相愛)
- 住むか否かはどうせ聞かれる(先出しの信頼感)
掘り下げて解説していきましょう。
その①:採用側はその市に住んで欲しいと思っている
まずは、採用する側はその市に住んでほしいと思っています。
なぜなら、採用する立場からすると・・・
- 働く市町村に住む方が「我がごと」として仕事を頑張ってくれそう
- 災害時に迅速な対応をしてくれそう
- 市内に土地勘がある人の方が、住民対応に強そう
といった思いがあるわけですよ。
地元民が有利と言われる所以ですね。
この点で地元以外の受験生が対抗するためには、移住するのが一番です。
その②:住むか否かはどうせ聞かれます
地元以外から受験する場合、自分から住みますと言わなくても、試験官から「就職後はうちの市に住んでくれますか?」と聞かれると思います。
この時、聞かれてから「住みます!」って言っても嘘くさいですよね。
多分、受験生の大半が住むっていうと思うので・・・😇
それなら先に、志望動機として「住みたい!」と言った方が説得力があります。
なので、志望動機として「住みたい!」と述べるのが良いと考えます。
本日のまとめ
長くなったのでまとめます。
繰り返しになりますが、地元以外の市役所を受ける場合は独自事業と住みたいが面接官の納得を誘いやすいと思います。
とはいえ、独自事業と自分の経験、住みたいに対する本音などがあると思うので、自分自身の状況にあった志望動機を検討するのが、面接官を納得させる近道だと思います😋
- 地元以外から受験する場合は、面接官の納得を誘う理由づくりが必要。
- 地元民以外の志望動機としては、独自事業と住みたいが納得されやすい。
- 受験先に独自事業がない場合は、同一都道府県内などで限定してもOK
- 「住みたい」は、採用する側に喜ばれる
- 住むか否かはどうせ聞かれるので、先に言った方が信じてもらえる