これが原因でアドセンスに合格できません。誰か助けて~。
こんにちは、とらねこです。今回は上記のお悩みを解消する方法を紹介します。
私はかつて「複数アカウント保持」を理由にアドセンスの審査に落ちまくった経験があります。当時は解決の方法が分からず気が狂いそうになりましたが、おかげさまで審査に合格することができました。
そこで今回は、「複数アカウント保持」が原因で審査に落ちまくっている方々のために、「複数アカウント保持」による審査落ちを突破したときの経験談を紹介させていただきます。
目次
本記事における「複数アカウント保持」の定義
本記事における「複数アカウント保持」の定義は、アドセンスのホーム画面で次の通知が表示されている状態をさします。
AdSenseを使うには、いくつかの問題を解消してください
お客様のサイト「●●●」をAdSenseにリンクできません。次の点をご確認ください。
- お客様のサイトがAdSenseのプログラムポリシーに準拠していること
- 別のAdSenseアカウントをお持ちでないこと。所有できるアカウントは1人につき1つのみです。別のAdSenseアカウントをお持ちの場合、このアカウントを利用するには、もう1つのアカウントを閉鎖してください。
私が複数アカウントを指摘されるまで
私が初めてアドセンスに申請したのは2019年の1月頃です。
当時はまだ1つしかアカウントを持っていませんでした。
複数のアカウントを保持したのはそれから1か月後。審査結果が来ないことに焦りを感じ、奥さんにもブログを始めてもらうことにしたのです。
同じ変更でアドセンスの審査を受ければ、どちらかのアカウントで合格できるだろうと考えたからです。
このとき、アカウントは1人につき1つしか持てないことは知っていましたが、家族が作るアカウントであれば問題ないと判断しました。
しかし、実際に家族のアカウントで申請すると、アドセンスから不合格メールが送られてくるとともに、「もう1つのアカウントを閉鎖してください」とホーム画面で通知されるようになりました。
私の場合は家族のアカウントを作成することで、複数のアカウントを保持していると判定されてしまいましたが、Google AdSenseのヘルプコミュニティでは同一世帯の家族でもアカウントの作成が可能だという意見もあります。
住所と電話番号が同一でも、名前が違えばアカウントを取得できます。dronpaさんのおっしゃる通り、Google主催のAdsenseセミナー後に、私の妻も同一住所と電話番号でアカウントを取得しています。
しかし、私は一つしかアカウントを保持しておらず、同一世帯の奥さんのアカウント以外、自分に関係のあるアカウントは存在しません。
もしかすると、住所や電話番号、IPアドレスなどから総合的に判断して同一人物かどうか判定してるのかもしれません。
結論:先に作ったアカウントを使えば解決します
結論からいうと、先に作ったアカウントを使えば解決します。私はそれで複数アカウント保持から解放されました。めっちゃ簡単です。
後に作ったアカウントを閉鎖する必要もありません。
けれど、私はこの方法に到達するまでに、とても時間がかかりました。
なぜなら、先に作ったアカウントで合格できないから複数アカウントを作るわけで、元のアカウントを使おうという発想はなかなか思いつかないからです。
複数アカウント保持を理由に合格できない方は、すぐに先に作ったアカウントで再申請してみましょう。
私が解決法を見つけるまで
私は上記の方法で「複数アカウント保持」を突破しましたが、上記の方法を見つけるまでに他の方法を色々試しました。
もしかすると、それらのプロセスを経た上で上記の方法を試さないと解決できないかもしれないので、念のため自分が試した方法をすべて記録に残します。
良ければ参考にしてください。
先に作ったアカウントを閉鎖した(最終的な解決法に逆行…)
まずはじめに、先に作ったアカウントを閉鎖することにしました。
なぜなら、ホーム画面で通知される教示文に次のような記載があったからです。
別のAdSenseアカウントをお持ちでないこと。所有できるアカウントは1人につき1つのみです。別のAdSenseアカウントをお持ちの場合、このアカウントを利用するには、もう1つのアカウントを閉鎖してください。
先に作ったアカウントを削除しようとした理由は、紐づいているGoogleアカウントがプライベートで使用しているものだったからです。
後で作ったアカウントは家族のブログ専用のものだったので、後で作ったアカウントで審査を続けようと思いました。
加えて、先述のとおり、合格できないから新しいアカウントを作ったわけで、先に作ったアカウントを使うという発想が思いつきませんでした。
結果的にはこの時の判断ミスが審査期間を長引かせる結果になったわけですが。
では、実際にAdSenseアカウントを閉鎖する方法をご説明します。
AdSenseアカウントの閉鎖はとても簡単です。下表の手順にて閉鎖を完了させます。
- AdSenseのホーム画面を開く
- 画面左上の[Ξ]マークを押す
- [アカウント]を押す
- [アカウントのキャンセル]を押す
- 支払いの受け取りに関する要件を確認する
- 届いたメールのリンクを開く
- Adsenseアカウントの閉鎖が完了する
詳細は「AdSenseヘルプ」でも確認できるので、ぜひご参照ください。
AdSense の利用を停止する – AdSense ヘルプ
人によっては[アカウント]がグレーアウトして押下できない場合があります。
これはアドセンス審査を受けている最中に発生する現象です。不合格通知を受け取った後に再チャレンジしましょう。
AdSenseアカウントの閉鎖を行うと、AdSenseからメールが送られてくるので、そのメールに記載されたリンクを開くことで閉鎖が完了します。
しかし、このリンクをGmailアプリ上で開くと閉鎖が正常に完了しないことがあります。(その経験者が私)
私がリンクを開いたときは、画面が真っ白だったので閉鎖が正常に完了したと思い込んでしまったのですが、正常に閉鎖できた場合は閉鎖できた旨の通知がページ上でなされます。
私はこの思い込みで約半月ほど時間を無駄にしたので、皆さんにはGmailアプリからではなく、ブラウザでgmailを開き、リンクをクリックすることをおすすめします。
2週間待つことにした
先に作成したアカウントを閉鎖しても、「もう1つのアカウントを閉鎖してください」と通知されるので、今度は2週間放置することにしました。
なsぜなら、ヘルプフォーラムで「重複アカウントとの紐づきは通常2週間以内に解除される」という一文を見つけたからです。
その一文の引用と引用元へのリンクは下記のとおりです。
重複アカウントとのひも付きは、すべての重複アカウントをキャンセルされてから通常 2 週間以内に解除されますので、すぐに再リクエストが行えない場合がございますことを予めご了承いただけますと幸いです。
私はすでに、先に作ったアカウントの閉鎖を完了していたので、2週間待てば紐づきが解消されると思い込みました。
しかし、2週間待っても「複数アカウント保持」は解消しませんでした。
2週間我慢したのに解決しなかったときの傷付きようはハンパなかったです。
けれど、2週間待っても変化しないということは、重複アカウントのキャンセルが正しく出来ていないことを確証づけることにもなったので、問題の切り分けという点では2週間我慢して良かったです。
ログインに関するトラブルシューティングを利用する
その次に試したのが、AdSenseヘルプの「ログインに関するトラブルシューティング」を利用するというものです。
AdSenseヘルプフォーラムのコミュニティによると、トラブルシューティング内にあるフォームへのリンクを押下すると、重複アカウントに関するサポートを受けることができます。
アドセンスの重複アカウントの問題で、どうしても自力で解決できない時は、グーグルアドセンスの担当チームが確認及び問題の解決(紐付けの解除など)を個別対応でしてもらえるようになっています。重複アカウントとなっているとメールが来たアカウントにログインして、このページから次のようにトラブルシューターをお選びいただくと、重複アカウントに関するサポートを受けることができます。
引用元:複数アカウントの取得となってしまったので、過去取得した方を解除したいが、「アカウント設定」がグレーアウトして進めない – AdSense ヘルプ
次の順番でラジオボタンを選択すると、フォームへのリンクが表示されます。
- 3つ目のラジオボタン「AdSenseにお問い合わせいただきありがとうございます…(略)…問題を解消してから再送信してください。」を選択する。
- その後、1つ目のラジオボタン「アカウントの重複が原因で不承認となった」を選択する。
- 「こちらのフォーム」を押下し、リンクを開く
私の場合は、「こちらのフォーム」を押しても、フォームと思われるページに切り替わりませんでした。
どうやらこのフォームは、見れる人と見れない人がいるようです。
ただ、先に引用した文章のなかに、
- 「どうしても自力で解決できない時」と表現があったこと
- 最終的に自力で解決できた私が見れなかったこと
から、自力で解決できるのにフォームのリンクを押した場合は、フォームが見れない仕様になっているのかもしれません。
フィードバックを送信した
続いて試してみたのが、フィードバックを送信するというものです。
これまで、
- AdSenseアカウントを閉鎖した
- 2週間待った
- トラブルシューティングのフォームも開かない
とチャレンジしてきたのに、これだけやっても解決しないのだから、自分ではどうにもできない技術的な要素が原因ではないかと考えるようになりました。
そこで思いついたのが、フィードバックを送信するという方法です。
フィードバックの送信では、Googleアドセンスに関する問題点や意見を記入して送信することができます。
もし重複アカウントの紐づけが技術的な要素により解消できないならば、それは問題点として報告することができます。
なので「一度送ってみよう!」と考えるようになりました。
しかし、フィードバックからの返信はありませんでした。
基本的にフィードバックからの返信はないものと考え、自力て解決法を模索するのが良いと思います。
先に作ったアカウントを使用する【解決】
そして最後に行ったのが、先に作ったアカウントを使用するというもの。
- 先に作成したAdSenseアカウントは閉鎖した
- アドセンスが用意・提案してくれた方法は駄目だった
そうなると残るのは消去法で、後で作ったアカウントを閉鎖し、先に作ったアカウント復活させるくらいしかありません。
「ダメ元でやってみるか」という気持ちで試しました。
しかし、ここで問題が発生。後で作成したアカウントの閉鎖ができないのです。審査中ではなく、不合格通知も受領しているのに[アカウント]がグレーアウトしたままになっていました。
投げやりになった私は、後で作ったアカウントを閉鎖せず放置し、先に作ったアカウントの閉鎖を解除しました。そして、先に作ったアカウントで再申請をおこないました。
その結果、1か月以上つづいていた「もう1つのアカウントを閉鎖してください」という表現が消え、「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」に表現が変化したのです。
アドセンス審査に合格したわけじゃないのに、声を出して喜んでしまいました。
その後、無事にアドセンスに合格することができました。
今回のまとめ
私の場合は、先に作ったアカウントを使うことにより「複数アカウント保持」による不合格を解消することができました。
長く辛い期間ではありましたが、試行錯誤の末、問題を解決できたときの嬉しさは格別のものがありました。
とはいえ、同じ悩み抱える方には同じ轍を踏んでもらいたくないなと思っており、私のこの記事が同じ悩みを抱える方の助けになればいいなと思っています。
複数アカウントのうち、先に作ったアカウントを使うことで、不合格理由から「もう一つのアカウントを閉鎖してください」が消える。このとき、後に作ったアカウントの閉鎖は不要。
ただし私は、先に作ったアカウントを使う前に、下記の作業も行っており、下記のいずれかが複数アカウント保持の解決に、間接的に影響している可能性もある。
- 後に作成したアカウントで申請を行う
- 重複アカウントを閉鎖し、2週間待って再申請する
- ログインに関するトラブルシューティングを利用する
- フィードバックを送信する