想定読者は下記のとおり。
こういった疑問にお答えします。
この記事を読んで分かること
- 公務員から公務員への転職で有利な部分
- 公務員から公務員への転職で不利な部分
- 不利な部分をカバーする方法
この記事の信頼性
目次
公務員から公務員への転職は有利なのか?
結論からいうと、有利な部分もありますし、不利な部分もあります。
公務員から公務員への転職で有利な部分とは?
公務員から公務員への転職で有利になる部分は、実務経験です。
理由は下記のとおり。
- 公務員特有の仕事を教える手間が省けるから
公務員特有の仕事を教えるには膨大な時間がかかる
公務員には他の業種にはない仕事があります。例えば下記。
- 公文書の作成
- 条例・要綱・規則の制定
- 個人情報の管理
ご存知のとおり、公文書の書き方にはルールがあります。いわゆる「てにをは」です。それらを新人に一から教えるのはとても大変です。
条例・要綱・規則の制定にもルールがあります。言葉の使い方だったり、字下げの仕方だったり・・・。
個人情報の管理方法を説明するのも大変です。例えばマイナンバーカードを扱う業務。番号を確認したり、本人確認したり、色々すべき点がありますね。
こういった公務員特有の業務を教えるには、膨大な時間がかかります。しかし現職公務員を採用すれば、公務員独自の業務を教える手間がなくなります。
公務員から公務員への転職で不利な部分とは?
公務員から公務員への転職で不利な部分は、現職でのトラブルを疑われる点です。
公務員は雇用条件が良いので退職者が少ないです。
なので公務員から公務員へ転職する人は、「何か問題があって今の職場を辞めるのではないか?」と面接官に疑いの目で見られやすいです。
事実、私が受けた面接でも、下記の質問が頻繁に行われました。
- 今の職場の人間関係はどうですか?
- 有給休暇の消化日数はどれくらいですか?
- 最近、職場の同僚と飲みにいったのはいつですか?
私は転職活動にあたりハローワークで面接指導を受けており、指導担当の先生に上記のことについて質問したところ「その質問は職場でのトラブルを確認する質問ですね」と言われました。
なので公務員から公務員への転職を検討中の方は、現職でのトラブルを疑われない工夫をするのが重要です。
現職でのトラブルを疑われないために
現職でのトラブルを疑われないためには、面接官が納得する志望動機を作ることが重要です。
例えば下記。
- 結婚を機に地元へ戻りたい(Uターン)
- 親の介護を理由に地元へ戻りたい(Uターン)
- 田舎で暮らしたい(Iターン)
- 受験先の自治体でしか出来ない仕事がある(独自性)
特に家庭の事情は最強で、エントリーシートにその旨を書いておくと、面接で現職でのトラブルについて一切質問されなくなります。
私はエントリーシートの志望動機欄に「妻の地元に移住したい」と記入しておいたので、面接では現職でのトラブルについて全く質問されなかったです。
そして結果的に、1団体から内定を、残りの2団体で最終面接まで残ることができました(最終試験を受ける前に第一志望の自治体から内定をもらえたので、最終面接を辞退しました)。
まとめ
今回の内容を以下にまとめます。
- 公務員から公務員への転職で有利な部分は、実務経験。
- 公務員から公務員への転職で不利な部分は、現職でのトラブルを疑われること。
- 現職での問題を疑われないためには、志望動機を面接官が納得できるものに仕上げることが大切。