公務員の給料

町村役場の収入|給料・給与・賞与・年収・生涯賃金など

町村役場職員を目指すネコ
町村役場職員を目指すネコ
町村役場職員を目指しています。町村役場職員になった場合の収入について知りたいです。例えば、給料や給与、ボーナス、年収・生涯賃金などです。詳しい人がいたら教えてください。

こういった疑問に答えていきます。

本記事の内容は下記です。

  • 町村役場の給料
  • 町村役場の給与
  • 町村役場の手取り
  • 町村役場の賞与(ボーナス)
  • 町村役場の年収
  • 町村役場の生涯賃金

この記事を書いているのは、元公務員です。公務員の給料事情には精通しています。安心して読んでもらえたら。

もし分からないことがあれば、コメント欄から質問してもらえれば嬉しいです。

本記事で紹介するのは「一般行政職」の収入です。その他の職種は含まれません。

本記事は「平成30年4月1日地方公務員給与実態調査結果をもとにして作成しました。総務省がおこなった調査なので信頼性が高いですよ。

町村役場職員の収入

まずは、町村役場職員の収入をまとめて紹介します。

町村役場職員の平均給料月額

302,667円(平均年齢41.3歳)

町村役場職員の平均給与月額

351,628円(平均年齢41.3歳)

町村役場職員の手取り月額(目安)

約28万(給与×0.8)

町村役場職員の平均ボーナス年額

円(平均経験年数年)

町村役場職員の平均年収

万円(平均経験年数年)

町村役場職員の退職金

万円

町村役場職員の生涯賃金

万円

上記だけだと情報が少ないので、もう少し詳しく見ていきますね。

町村役場職員の給料

下記をご覧ください。

町村役場職員の平均給料月額

302,667(平均年齢41.3歳)

全地方公共団体の平均給料(参考)

318,639円(平均年齢42.2歳)

上記のとおり。

しかし、全員が上記の金額をもらえるわけではありません。

なぜなら、町村役場職員の給料は年齢や経験年数によって決まるからです。

そこで本記事では、下記の情報も紹介していきます。

  1. 年齢別の平均給料月額
  2. 経験年数別の平均給料月額

年齢別の給料

下記をご覧ください。

年齢平均給料月額
18歳未満
18歳・19歳149,540円
20〜23歳171,756円
24〜27歳196,710円
28〜31歳220,983円
32〜35歳247,337円
36〜39歳284,292円
40〜43歳323,604円
44〜47歳353,554円
48〜51歳373,057円
52〜55歳386,117円
56〜59歳394,714円
60〜63歳260,126円
64〜67歳275,846円
68歳以上298,485円

上記が年齢別の平均給料月額です。

定年までは右肩上がり。定年後は安くなります。

経験年数別の給料

下記をご覧ください。

経験年数平均給料月額
1年未満169,077円
1年以上2年未満176,270円
2年以上3年未満182,123円
3年以上5年未満194,129円
5年以上7年未満209,244円
7年以上10年未満226,946円
10年以上15年未満255,829円
15年以上20年未満302,046円
20年以上25年未満339,762円
25年以上30年未満364,683円
30年以上35年未満383,479円
35年以上379,750円

上記が経験年数別の平均給料月額です。

基本的に右肩上がり。35年以上になると少し安くなります。

町村役場職員の給与

下記をご覧ください。

町村役場職員の平均給与月額

351,628円(平均年齢41.3歳)

全地方公共団体の平均給与月額(参考)

401,242円(平均年齢42.2歳)

上記が町村役場職員の平均給与月額です。

ちなみに給与とは、先ほど紹介した給料に各種手当を合算したものです。

いわゆる月収というやつですね。

ぶっちゃけ給与の額はあまり気にしなくていいです。

なぜなら、もらえる手当は人によって異なるからです。

例えば、町村役場職員がもらえる手当に「住居手当」「扶養手当」などがありますが、住居手当は賃貸物件を借りている職員しか支給されませんし、扶養手当は扶養家族がいる世帯しか支給されません。

したがって、給与の額はあまり気にしなくていいです。

とはいえ、給与に含まれる加算の種類は知っておいて損はありません。

というわけで、給与の内訳を見ていきましょう。

給与の内訳

下記をご覧ください。

内訳の種類平均月額
給料302,667
各種手当48,961
うち、扶養手当10,419
うち、地域手当2,395
うち、住居手当5,021
うち、通勤手当4,062
うち、単身赴任手当55
うち、特殊勤務手当73
うち、管理職手当8,441
うち、特地勤務手当5
うち、時間外勤務手当17,577
うち、宿日直手当715
うち、管理職員特別勤務手当54
うち、夜間勤務手当7
うち、休日勤務手当136
うち、へき地手当1

上記が給与の内訳です。

見ての通り、色んな手当がもらえます。

しかし、手当の額は気にしなくてオッケーです。

なぜなら、全職員の平均だからです。

貰ってる人も貰ってない人もごちゃ混ぜ。正確な金額を把握するのは難しいです。

実際、夜間勤務手当が64円なんて安すぎですよね。私だったら怒ります(笑)

したがって、手当の額は気にしなくてオッケーです。

町村役場職員の手取り

下記をご覧ください。

町村役場職員の手取り月額(目安)

約28万(給与×0.8)

上記が手取り金額の目安です。

町村役場職員の手取り月額は、総務省の統計資料に掲載されていません。

なぜなら、給与から天引きされる金額は人によって異なるからです。

例えば、給与以外の収入がある人は所得税が多く天引きされますし、市職員が加入する共済で貯金をしている人は積立金が天引きされます。

そこで本記事では、平均給与額に0.8を掛けて概算の手取り月額を算出しました。

なお、0.8を掛ける根拠は、下記の外部サイトが分かりやすいです。気になる方はご参照ください。

給料の手取りとは?月給の基礎知識と簡単にできる計算方法を紹介! | 転職サファリ

町村役場職員のボーナス

続いて、町村役場職員の平均ボーナス年額をみていきますね。

下記をご覧ください。

町村役場職員の平均ボーナス年額

1,441,217円(平均経験年数20.1年)

全地方公共団体の平均ボーナス月額(参考)

1,603,926円(平均経験年数20.8年)

上記が町村役場職員の平均ボーナス年額です。

ボーナスは下記の2つで構成されています。

  1. 期末手当
  2. 勤勉手当

上記の内訳は下記のとおり。

内訳の種類平均支給年額
期末手当855,859円
勤勉手当855,859円
合計1,441,217円

では、経験年数別の平均ボーナス年額はいくらになるのでしょうか。

総務省の統計資料には、経験年数別の年額が掲載されていません。

しかし、ボーナス年額は下記により求めることができます(2018年度)。

  1. 期末手当:(給料+地域手当+扶養手当)×2.6か月分
  2. 勤勉手当:(給料+地域手当)×1.85か月分
  3. 合計:4.45か月

上記のとおり。

そこで本記事では、先に紹介した給料と期末勤勉手当の支給月数をもとに、経験年数別のボーナス年額を計算しました。

経験年数別のボーナス年額

下記をご覧ください。

経験年数平均ボーナス年額(目安)
1年未満752,393円
1年以上2年未満784,402円
2年以上3年未満810,447円
3年以上5年未満863,874円
5年以上7年未満931,136円
7年以上10年未満1,009,910円
10年以上15年未満1,138,439円
15年以上20年未満1,344,105円
20年以上25年未満1,511,941円
25年以上30年未満1,622,839円
30年以上35年未満1,706,482円
35年以上1,689,888円

上記が経験年数別のボーナス年額です。

なお、上記の前提条件は下記のとおり。

  1. 地域手当:なし
  2. 扶養手当:なし

したがって下記の方は、上記よりも多くボーナスがもらえるでしょう。

  1. 地域手当をもらえる人
  2. 扶養親族がいる人

町村役場職員の年収

下記をご覧ください。

町村役場職員の平均年収

626.4万円(平均経験年数20.1年)

全地方公共団体の平均年収(参考)

640.2万円(平均経験年数20.8年)

上記が町村役場職員の平均年収です。

平均年収は給料やボーナスの影響を受けるので、こちらも年齢とともに右肩上がりとなります。

そこで本記事では、経験年数別の平均年収も見ていきます。

経験年数別の平均年収

下記をご覧ください。

経験年数平均年収(=平均給与年額)
1年未満342.9万円
1年以上2年未満341.0万円
2年以上3年未満360.5万円
3年以上5年未満386.8万円
5年以上7年未満421.5万円
7年以上10年未満462.8万円
10年以上15年未満532.2万円
15年以上20年未満612.2万円
20年以上25年未満682.9万円
25年以上30年未満735.4万円
30年以上35年未満780.5万円
35年以上793.4万円

上記が経験年数別の年収です。

こちらも基本的に右肩上がりですね。

一部そうでないところもありますが、残業代や各種手当による違いでしょう。

町村役場職員の退職金

下記をご覧ください。

町村役場職員の平均退職金

2,146万円

全地方公共団体の平均退職金(参考)

2,266万円

上記は、25年以上働いた方の退職金です。

なお、退職金の額は下記によって変わります。

  1. 勤続年数
  2. 退職理由(定年・勧奨・自己都合など)

ちなみに、約6年働いた私の退職金は約80万円でした。

町村役場職員の生涯賃金

下記をご覧ください。

町村役場職員の生涯賃金

2億5,742万円

上記のとおり。

町村役場職員の生涯賃金は総務省の統計に載っていないので、下記により計算しました。

生涯賃金=年収の合計+退職金

今回は、大卒職員が22歳から60歳までの38年間働いた場合を想定。38年分の経験年数別年収と、先ほどの退職金の額を合計しました。

計算結果は下記のとおり。

生涯賃金の内訳生涯賃金の額
年収の合計2億3,596万円
退職金2,146万円
合計2億5,742万円

上記のとおりです。

まとめ:町村役場職員の収入まとめ

今回の内容をあらためてまとめます。
町村役場職員
下記をご覧ください。

町村役場職員の平均給料月額

302,667円(平均年齢41.3歳)

町村役場職員の平均給与月額

351,628円(平均年齢41.3歳)

町村役場職員の手取り月額(目安)

約28万(給与×0.8)

町村役場職員の平均ボーナス年額

町村役場職員の平均年収

626.4万円(平均経験年数20.1年)

町村役場職員の退職金

2,146万円

町村役場職員の生涯賃金

2億5,742万円

上記のとおりです。

他業種との比較に活用いただければ幸いです。

お読みくださりありがとうございました。

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