6年間、市役所で働いていました。
過去に、地方公務員から地方公務員の転職も経験しています。
今回は、現職の公務員に向けて、「公務員から公務員の転職は成功しやすいか」というテーマでお話していきます。
是非、ご一読くださいませ。
結論:公務員から公務員の転職は成功しやすい
結論からいうと、公務員から公務員の転職は成功しやすいです。
転職しやすい理由は、下記の2つです。
- 一度は公務員試験に合格しているから
- 公務員としての実務経験があるから
上記について、もう少し詳しく見ていきますね。
一度は公務員試験に合格しているから
公務員からの転職者の場合、一度は公務員試験に合格しています。
このことは、次の公務員試験において有利に働きます。
なぜなら、他の組織で必要とされたことが、事実として分かるからです。
他の組織で合格してるということは、何かしら光るものがあったのでしょう。
公務員試験の合格実績が全くない人より、合格実績がある人の方が、安心して採用できますよね。
したがって、過去の、公務員試験の合格実績は、次の試験で有利に働くと言えるでしょう。
公務員としての実務経験があるから
公務員からの転職者の場合、公務員としての実務経験があります。
このことも、次の公務員試験に有利に働きます。
なぜなら、社会人経験者の採用は、能力の有無によって決まるからです。
新卒の場合は、育成する期間が十分にあるので、その人の素質で合否が決まることが多いです。
一方、社会人経験者は、育成する時間が十分に取れないので、その人の能力で合否で決まることが多いです。
言うまでもなく、公務員試験で評価される能力は、公務員の、日々の業務をこなす能力なので、実務経験者はその能力を一定以上有していると判断できます。
したがって、公務員としての実務経験は、次の公務員試験に有利に働くと言えます。
公務員から公務員の転職は成功しやすい。理由は下記のとおり。
- 一度は公務員試験に合格しているから
- 公務員としての実務経験があるから
とは言え、失敗しやすい場合もある
公務員から公務員は転職しやすいと言いましたが、一部例外があります。
例えば、前職で下記を理由に仕事を辞めたり、病気休暇を利用していたことを、面接で伝えてしまった場合です。
- 人間関係がうまくいかなかった
- 組織風土に馴染めなかった
- 住民からのクレームに耐えきれなかった
などなど。
なぜかと言うと、転職後も同様の理由で辞めたり、休んだりする可能性があるからです。
私なら、下記の目で受験生を見てしまいます。
1回あることは、2回目もあるでしょう。
人間関係がうまくいかないことは、どこの組織でもあります。
組織風土は、同業なので、部分的には違いがあれど、おおよそは同じでしょう。
住民からのクレームはどこも大変ですよね・・・😇
したがって、前職で理由から仕事を辞めたり、病気休暇を利用していた場合、その理由を包み隠さず言うのはリスクが高いと言えるでしょう。
その他、公務員から公務員に転職する際の困難について、下記の記事でまとめています。
興味のある方はご一読ください。
今回のまとめ
今回の内容を下記にまとめます。
公務員から公務員の転職は成功しやすい。理由は下記のとおり。
- 一度は公務員試験に合格しているから
- 公務員としての実務経験があるから
ただし、失敗しやすい場合もある。具体例は下記のとおり。
- 人間関係や組織風土を理由に、退職したり、病気休暇を利用したりした場合